読書メモ:最高の子育て?

『世界最高の子育て』 ボーク重子 ダイアモンド社

皆、初めて親になる。
子供の才能を見つけて活かして伸ばしてあげたい。経験のない育児を手探りしながらもがきながら、日々過ごしていく。

子育てには、子供をよく見て、親として何ができるかを勉強して、サポートしてあげることが大切…
よくわかるけど、難しい。どう対応することがベターかを悩んでいる間に、あっという間に思春期を迎え、どんどん手を離れていく。かと思えば甘えてきたり…

仕事も子育ても、勉強して試行錯誤しなければ発見も成長もない、とようやく気がついた。子供が小さい時は毎日を過ごすことでいっぱいいっぱいで、勉強してなかったなぁ。でも本当にいっぱいいっぱいだった…

子供が思春期を迎えた今、もう遅い?と後悔しながら、今できるサポートを、ちょっとずつ勉強しながら、ベターと思われる方法で伝える。
育児(教育?)本を読むと、刺激を受けるけど焦ってしまうし、我が子にこれって合ってる?って悩む。

ひとつの考え方として、時々ページをめくる。

読書メモ : 働き方革命

『働き方革命』 駒崎弘樹 精興社

子供の急な発熱対応と仕事との両立方法を探っていた時に知ったフローレンス。フローレンスの存在を知ってから、駒崎さんのコメントにいちいち刺激されていた。全ての子供の幸せを真剣に考え、善くするために行動し、働く人々に寄り添い、制度を築いて変えてきた人。行動しなければ波は立たないことを、体現している。

ご本人の気付きを飾ることなく伝えている一冊。仕事が忙しい&残業当たり前=カッコいい、頑張ってる、自分じゃなきゃできない、と考える日本の雰囲気を、そんなことないんだよ、と気張らずに伝えている。
くぅ~、同世代なのに、こんなにも刺激されちゃうなんて!

潜在意識にある自己イメージが、自分の行動を決める。潜在意識なんて言葉通り潜んでいるので、自分から潜り込もうとしないと見えない。なんだか全てが空回りする… と思ったら、自分の潜在意識のために壁ができていたのかもしれない… と思った。
40代でも未来の希望はあるわけで、望ましい未来のために、自己対話していこう。恥ずかしがらず。ちょっと恥ずかしいけど。

読書メモ : 12のヒント

『女性がオフィスで輝くための12カ条』 ジョアン リップマン 文藝春秋

無意識のバイアス。
異性に対して、人種に対して、宗教に対して、国に対して。
自分自身は既婚&子持ち女性に対する無意識の差別を無くしたいと思っていた。では自分は無意識のバイアスはないのか?心に問うと、NOとは言えない。
周りを変えたいのなら、自分を振り返る。憤るだけでなく公平な視線が持てているのか、自分を俯瞰することが大切と学んだ。
多民族国家であるアメリカだからこその視点。
ガラスの天井を感じながらも、果敢に立ち向かう女性がいる。平等を唱える男性がいる。

静かな刺激と、微かな希望をくれた一冊。

読書メモ : マイストーリー

『マイストーリー』 ミシェル オバマ 集英社

彼女も仕事を愛し、子供を授かる機会を得た女性の一人。志が高く、能力も高く、自分と比較するなんておこがましいけど。
平等に機会を得て仕事を得たい、家族の時間を大切にしたい… そうそう!
夫も仕事に忙しく、協力しようとしてくれるけれど、イライラするし惨めな気持ちにもなる… だよね~!ワーママの気持ちは世界共通だった!
有色人種の彼女が、機会を得るために、自分の信念に従い動いた。彼女は米国を確かに動かしていた。

私の信念はなんだろう?
納得いかない社会を変えれるだけの信念とは?
刺激にあふれ、動かなきゃと思わせてくれる一冊。

読書メモ : 熟女のサバイバル

文春新書 女たちのサバイバル作戦 上野千鶴子

40代、二人の子持ちの私。
でも生きがいをもって働きたいし、自分の興味のある仕事がしたい。
37歳で初めての転職活動をして、希望と現実のギャップにやられた。この本は、そんな世の中なんだよ、、と言い切る。読んでるといちいち納得できて泣けてくる。
働き方改革の言葉をあちこちで目にするが、女性が働く環境は全然良くなっていない。
それでも現実と戦っていきますか?
諦めて世の中が許す女性のあり方に従いますか?

自分の結論は出せていません。でも戦えてもいない。ジレンマ。

やっと見つけた職場で、最大の努力をして、残業しなくても学校行事に参加するために有休とっても、男性に負けない成果を残してる。コスパ抜群の熟女なのに、再転職したら価値はがた落ちだろうな…
一歩一歩行くしかない。でも納得いかない。