読書メモ : 女もどう生きるか

女の子はどう生きるか 教えて、上野先生
上野千鶴子 岩波ジュニア新書

2019年度 東京大学学部入学式の祝辞がニュースになった上野先生。上野先生はフェミニストと言われるのが嫌だと聞いたことがあったけど、そんなことはなく、上野先生のフェミニズムに対する持論も書かれていて納得。
現在の日本社会が抱えている女性の生きづらさの問題を指摘しつつも解決方法を明記しない先生の文章にモヤモヤしていたけど、この社会を変えるのは私たち一人ひとりの意識であり、変えようとする潮流を止めない、強くしていく動きを、まさに私たちが興していくんだと納得した。10代の女の子向けに書かれているのに、40代のワタクシも勉強させていただきました。オンナとしてどう考えるのか、この社会を。

学生時代は男女の差を感じなかったよな… と私も思っていたけど、校長先生はいつも男性だし、働いている母親も少なく、共働きだった我が家で私は結構寂しい思いをしてきた。
社会に出て急に男女差に直面したわけではなく、学生時代に深く考えていなかっただけか… と深く反省。

我が家の息子たちにも読ませたい一冊ながら、興味ない、と一蹴されるんだろうな。男性の意識も変えていくことも大切で、どのような意識を持つかは親の責任。自分の責任をしっかり果たそう、と思ったのでした。

息子と母の弁当日記

f:id:SUS329J4L:20210622113518j:plain

昨日は帰宅後にお腹いたくて夕食も食べれなかった息子。今日は朝もゆっくり寝てるだろう…と思っていたらいつもより早い時間から目覚ましが鳴り出した。5分おきの目覚まし音を6回ほど鳴らして、起きてきました。
気持ち的に成長したなぁ、と感慨深い。中学の頃ならきっと学校休んでた。
お弁当もしっかり詰めてくれました。

息子と母の弁当日記

f:id:SUS329J4L:20210611074854j:plain

目覚まし時計、いつまでも鳴っててご近所迷惑と思いながら、甘やかしてはいかん、と止めるのを待つ毎日。

5回目の目覚ましでやっと起きて詰めてくれました。ちょっとずつ慣れてきてる感じ。というか、おかずがワンパターンで慣れたか…

読書メモ : 一歩をふみだそう

世界に通じる「実行力」の育てかた
はじめの一歩をふみだそう
小林りん  日本経済新聞出版

子供の進路を考えてた時にUWC ISAK の存在を知り、強く興味を持った。その創設経緯を知り感動した。

現状に納得いっていなくて、変えるために資格を取得したのにまだ行動できていない自分。どうしたら一歩を踏み出せるのか? サラリーマンに納得いってないのに、サラリーマンから離れられない。怖い。

「身の回りに小さな変化を起こすこと」が始めの一歩。行動するくせをつける。
子供の世話と毎日の仕事で無理だよ‥‥と言い訳するなら、何かをやめればいい。何かを変えればいいはず。必要なのは、その一歩。

わかってるのに変わんない自分。自己嫌悪するくらいなら、一歩!
ここに書き記すことで自分を鼓舞する。一歩!

読書メモ : アンコンシャス・バイアスの危険性

「男女格差後進国」の衝撃
無意識のジェンダーバイアスを克服する
治部れんげ  小学館新書

ジェンダーギャップ指数 153カ国中121位。この数字が公表されると、結構日本国内でも話題に上がった。数年前ならそんなに騒がれていなかったのではないでしょうか。

20年前に初めて就職した会社で、営業職の女性は私だけだった。産休育休を取得したのも初。成果を出すことに一生懸命だったけど、女性だから‥‥と思われたくなくて肩肘張っていた。その後、女性営業職が続々入社してきて、社内の雰囲気は変わっていったけど、自分の経験を押し付けようとする自分に気が付き、はっとした。それこそ無意識のバイアスだわ。私は子供寝かしつけた後に夜中でも仕事したんだから、あなたもやってよ! なんて考えたり。

男性でも女性でも多様な価値観があり、それを尊重することで誰もが過ごしやすい社会になる。働くこと、育児、余暇。何が大切なのかは個人によって違う。女性であるが故の苦労した経験があるからこそ、個を認められる視点を持てるはず。そう考えさせられた。

女性ならではの価値観は大切だと思う。やっぱり女性の視点と男性の視点は違うから。ただ、それをあるべき論にしてしまわないことが大切。私にできることは微力だけど、子供にはバイアスのない考え方を持って欲しい。
保育園の送り迎え(特にお迎え)を父親がしているのを見ると嬉しくなってしまう。でも本当はそうじゃない。それが当たり前の社会が必要なはず。我が子が子供を持つ頃には実現していて欲しい。